夏休みの宿題「読書感想文」に悩む子どもへ

夏休みも終わりが近づいていますが、多くの子供たちが「読書感想文」に頭を悩ませていることでしょう。
この宿題は、本を読むこと、感想を持つこと、そしてそれを文字に起こすことという三つの段階から成り立っています。
では、どのようにアプローチして取り組んでいけばいいのでしょうか。

 

1. 本を読むことへのアプローチ

まずは、どの本を選ぶかが重要です。課題図書は学年に合わせて選ばれていますが、可能であれば、子ども自身が興味を持てる本を選ぶことも大切です。
自分で読みたいと思う本を選ぶことで、読書が楽しくなります。
また、難しすぎず、かと言って簡単すぎない本を選ぶことも大切です。
オーディオブックも最近はあるため、どこまで対応しているかはわかりませんが、音声で本を聴くことも選択肢です。
自分に合った方法で本を楽しんでみましょう。

 

2. 本に対して感想を持つことへのアプローチ

本を読み終えた後、感想を持つことが求められます。
ただ「どうだった?」と聞くだけでは、子供たちの気持ちをうまく伝えられないこともあります。
具体的な質問で感想を引き出してみましょう。
「おもしろかった?」「たのしかった?」「かなしかった?」といった感情を聞く質問から、「好きだった?」「嫌いだった?」「どこが好きだった?」といったクローズドクエスチョンで聞いていくことで、オープンクエスチョンにも答えられるようになり、感想を深めることができます。
マインドマップを使って整理するのも良いアイデアです。

 

3. 文字に書き起こすことへのアプローチ

正直鉛筆で原稿に書き起こすことにこだわる必要はないと思っていますが、まだまだICT活用への受容は広まってはいないと思います。
原稿に文字を書く必要があるのならば、下書きにICT技術を活用して工夫することが良いでしょう。
音声入力を使って文章を書く方法や、絵を使ってアイデアを整理する方法があります。
鉛筆で書かなくてもよいのであれば、文字を打つか、原稿用紙の小さいマスに苦戦するのであれば、タブレット端末を使って大きなマスに書いてみても良いかもしれません。

 

読書感想文は宿題ではあるけれど

これらのアプローチは単に課題をこなすための方法だけでなく、子供たちにとって自分に合った方法を見つける手助けにもなります。
前年と比較して進歩した点や成長を実感できるきっかけにもなるでしょう。
読書は楽しみながら学びを得る手段であり、感想を持つことは大切なスキルです。
子どもにとって読書ができるということは、これからの学びと成長の財産となることでしょう。

なんでも学び?

勉強の目的って?

勉強の目的は、単に情報を詰め込むことだけではありません。
子どもたちが勉強する目的は、単に知識を蓄えることだけでなく、自分のなりたい姿や身につけたいことから考えられます。
例えば、将来の夢や目標に向かって努力する力を養うために勉強することは、学びの本質的な部分です。

 

教材の多様性

教材として、教科書やワーク、ドリルは確かに有効ですが、子どもたちの学びの手段はそれだけに限らないのです。
例えば、ゲームが好きな子どもは、そのゲームの中で出てくる英語や漢字を楽しみながら学んでいることがあります。
ゲームを通じて得た知識は、一般的な学習方法とは異なるかもしれないし、偏った知識かもしれませんが、その学びの成果は非常に実用的です。
「なぜこのキャラクターは水に弱いのだろう?」と疑問を持ち、調べること、「この計算をしたらもっと戦い方を考えられるかもしれないね」と提案することで科学や戦略的思考を学ぶことができるかもしれませんし、学びの意欲を高めるかもしれません。

 

子どもの目的を、学びの教材に

子どもたちの目的を学びの教材にすることも大切です。
例えば、買い物に行ってお菓子を買うことを目的にしてそれの準備をしたり、実行したりすることは、道を調べたり、計算をしたり、人とのコミュニケーションをとったりするという学習の教材でもあります。
日常の中で目的を教材にして学ぶことで、楽しさと実用性を同時に得ることができるのです。

 

必要なのは楽しさ

そのうち机に向かっての勉強も楽しくなることがあります。
テストで点数を上げることを目的に勉強することは否定されがちではありますが、それが子どもにとって苦痛でなければ正直問題ないと思います。
自ら成長したいと思う気持ちが芽生えれば、努力は自然と身につくものです。
重要なのは、学びが子どもたちにとって楽しい経験として残ること。苦痛ではなく、楽しみながら学ぶことが、持続的な学習への道を開くのです。
頑張らないといけないときは勝手にやってくるから、自分から迎えに行かないと経験できない”楽しい”を提供したいです。

 

学びの旅へ

「なんでも学び」というタイトルのもと、子どもたちの成長を豊かにする学びのプロセスを楽しんでみましょう。目標を持ちながら、さまざまな方法で知識と経験を積み重ねていくことで、未来への一歩を踏み出す力を育んでいきましょう。

効果的な漢字学習法:個々の子どもに合ったアプローチ

皆さんこんにちは!
今回は、子どもたちが楽しみながら効果的に漢字を学ぶ方法についてお話しします。
漢字学習は、一般的には繰り返しの書き取りが主流ですが、実はすべての子どもに同じ方法が適しているわけではありません。
それでは、どのようなアプローチがあるのか、見ていきましょう。

 

1. 個別の学習スタイルを尊重

すべての子どもが同じ学習方法で漢字を習得するわけではありません。
中には、繰り返し書くだけでは十分に学習が進まない子どももいます。
視覚的な刺激や聴覚的なアプローチが効果的なケースもあります。
子どもの得意な方法を尊重し、その方法に合った学習環境を整えることが大切です。

 

2. 聴覚優位な子どもへのアプローチ

聴覚優位な子どもにとっては、音を活用した学習法が効果的です。
漢字の音読みや意味を、楽しい歌やリズムを交えて教えることで、記憶に深く刻まれることがあります。
他にも一画ずつもしくは片仮名の形を利用して漢字の形を言葉にする方法もあります。
また、日常生活で漢字を使った言葉を聞いたり、使ったりすることも、漢字の理解を助けます。

3. とめとはねを意識的に扱いすぎない

漢字を書く際にとめやはねにこだわることは、確かに正確な書き順や形を覚えるために重要ですが、初めて学ぶ段階ではあまりこだわりすぎる必要はありません。
最初は基本的な形を把握し、書く練習を通じて慣れていくことが大切です。
とめやはねにこだわることで、学習が苦痛に感じられることもあるため、バランスを保つことが必要です。

 

4. 適した筆記具を使う

漢字の学習には適した筆記具を使うことも重要です。
力を加えるのが難しい子どもには、鉛筆よりも書きやすいペンを選ぶことが良いかもしれません。
また、力加減や字のバランスをコントロールしやすいデジタルな筆記具やタブレットを活用するのも一つの方法です。

 

5. 文字を捉えることが難しい子どもへのアプローチ

文字の形を捉えることが難しい子どもには、形を捉える遊びを取り入れてみましょう。
文字だけでなく、物の形や模様を描く遊びを通じて、視覚的な認識力を養うことができます。
学習障害とされる子どもや、文字の形を再現することが難しい子どもには、形を捉える練習から始めることが良いでしょう。

 

6. 目的を明確にする

漢字の学習は、たくさんの漢字を覚えることだけが目的ではありません。
自分が日常生活で必要な漢字を書けるようになることが重要な場合もあります。
目的を明確にし、そのための漢字を学習する意識を持つことが大切です。

 

まとめ:個々の子どもに合ったアプローチが鍵

漢字の学習は、単なる作業ではなく、楽しみながら工夫することで、効果的に進めることができます。
適した筆記具やアプローチを選びながら、子どもの個性を尊重し、目的意識を持って学習に取り組むことが、漢字の習得を成功させるポイントです。

皆さんも、子どもたちの個性に合わせた学習法を試してみてください。楽しみながら漢字をマスターしましょう!

正負の数の教え方

中学数学で一番初めに触れる正負の数

数学は自分で問題を解くうちに概念が作られていく感じがするから
正直、問題をどんどん解いてみよう
と教えたくなるが、誤った概念が作られたまま進めるとそれはそれで困る

そこで自分がこれまでに知ったいくつかの教え方をまとめておこうと思う。

 

東西

東西で考えるのはマイナスの必要性がわかりやすいかなと思う。

基本的に数直線と同じだが、数直線は図に書かないとわかりにくいのと
右が+という概念を前提に持たなければいけない。
加えて、進んで、戻ってという言葉を使うと
ー(ー3)のときに、戻って戻る?となる。

東・西を使うときは
数字の前につくプラスを東、マイナスを西とする。

そしてポイントとなるのは
2ー3を(+2)+(ー3)と意識させることだ。
カッコの中のプラスマイナスは方角、
カッコの外のプラスマイナスはそのままか反対か
とする。

そうすると、下の2ー(ー3)も(+2)ー(ー3)と考えるとわかるのではないだろうか。

 

温度計も日常にあるマイナスで、縦向きのイメージになるが考えやすい。

ここまで、細かくするのははじめだけで、自分の中に概念が作られることがこの目的である。

 

収入と支出

これは東西より、マイナスをマイナスらしく捉えられる。
そして数直線がなくても説明しやすいので、かなりいい気がする。

プラスは収入、マイナスは支出で
2ー3は2もらって3はらうから、自分のもとはー1となる。

2ー(ー3)はー3はらうってことは、と変換できる子どもにはこの説明があっていると思う。

 

言葉で考える

これは具体的な問題の前にプラスマイナスとはなにかを知るときに大切だと思う。

先生はかわいい
先生はマイナスかわいい
先生はマイナスマイナスかわいい
と言った感じでー(ー3)が3であると考えられるようにしておく。

これが植え付けられていると数字でも考えやすい。

 

中学数学のはじめに大切だと思うこと

正負の教え方についてまとめたが
中学数学でもう一つはじめに概念が自分の中で作られるべきだと思うのが

=は→ではなく、=だということ。
言い換えると2ー3=ー1というのは
2-3がー1になっていることを示しているのではなく
2-3とー1が同じだと示していることだ。

これがはじめにできている子は
方程式で解きやすいと思う。

+とー、=はしっかり概念を作るのがつまづかないポイントだ!

 

見通しをもつためのiPhone活用法

1日の中でよく

これからの予定はなんだっけ
なにか忘れているような
やることがたくさんある気がするけど、なにからすればいいのだろう

と思うことがある。

 

そんな時に自分を安心させてくれるのはアプリを活用した予定管理だ。
何回か手帳を買ったけど、上手く書こうとしてしまって逆に書けなかった。
今もスケジュール帳をかっこよく使いたいとは思うけど、
自信はないので、とりあえず身近なiPhoneに頼っている。

 

カレンダー

予定といえば、カレンダー
これはApple純正のカレンダーアプリとLifebearを連動させて使っている。

Apple watchも使っているので、コンプリケーションに表示させたくて
純正のカレンダーにまず予定を入れる。

しかし、純正のカレンダーはアプリを開いてすぐの画面は点で予定が表示されてしまう。
個人的に、開いてすぐ予定が見れるようにしたいのでLifebearと連動させて
iPhoneで確認するときはLifebear
Apple watchで確認するときはカレンダー
と使い分けている。

寒色が好きなので、色も決められるのが嬉しい。

 

リマインダー

課題や家事など、やることが溜まるとなにからすればよいかわからなくなる。
優先順位を決めるため、予定を忘れないようにするために
これも純正のリマインダーを使っている。

課題のフォルダに、授業で言われる課題をとりあえず入れると
ばらばらの授業の課題をまとめて期限順に並べ替えることができるので、課題の見通しが持てる。
課題が終わったら消す行為も終わった感があっていい。

家事は、自分だけかもしれないが、ごみ捨てとか、洗濯とか、なぜか忘れてしまうので
わざわざリマインダーに入れている。
通知の時間設定のときに、家事の順番も決められて、その日の生活の見通しも持てる。

あと、家を出る時間をリマインドしている。
自分はなぜか、家を出る予定の5分後に家を出てしまうので、5分前に通知が来るようにリマインドして、マシになるようにしている。

通知の赤いマークが溜まっているのが嫌なので、課題や家事が面倒でも、終わらせる気分になる。

Appleさん カレンダーとリマインダー連動できるようにしてほしいな

 

1日の予定

1日の予定はwaccaというアプリで設定している。

iPhoneでは円グラフ、Apple watchではリストで表示させている。
円グラフで予定表示を設定できて、自分が今どこなのかの表示がわかるので、1日の見通しが持てる。

頭で次の予定がわかっているが、なぜか可視化して見ないと安心できないので
このアプリで自分が今どの段階かを把握するようにしている。
前日の夜に、明日の予定を組むことで、明日の自分は何をするか知るようにしている。

 

 

 

 

見通しを持ちたいと、くどいかもしれないけど
ひとつ自分の安心感につながるので

もし、必要としている人がいたら参考になるといいな

 

 

主体的に学ぶための教育法

大学の講義の現状

講義を受ける側の人数が多いと自分がこの講義を受講する場を構成しているという意識は薄れる。
私が大学で受けている講義は10~20人程度のものから100人以上の受講者がいるものまである。

100人以上の講義をずっと話を聴くような受動的な講義だと、多くの人がパソコンで講義とは関係ないこと、いわゆる内職に軽く取り組む。
たしかにじっと話を聴いていると眠くなるため、そのような講義は内職をしながら聞こえてくる程度がちょうどよいのかもしれない。

私自身、興味があまりない授業を聴くのは苦手だ。
必修だから受けるが、本音は自分の興味のあることだけ講義を受けたいと思ってしまう。

大学生のブログの活用方法

自分の考えを発信するため、副業として、SEO対策を学ぶためなど大学生がブログを書くことをおすすめする記事は多く見る。

私は今日講義を受ける前にふと、大学の講義をブログに書けるように受けてみようと思いついた。
まだブログは始めたばかりなので、今は書くことが楽しい。
だから、楽しみのための題材にしようと思った。

実際今日は二種類の、教育に関する講義を、ブログのために自分の考えを持ちながら受けてみた。
残念ながら、ひとつの講義はどうしても興味が湧かずずっと真剣に話を聴くということはできなかったが、もうひとつは興味深く取り組めた。
しかし、コメントシートに今日の講義から学んだことより、今日の講義に対する自分の考えばかり書いたため、教授にとって無駄に奇をてらいたい嫌な学生にはなっただろう。

 

主体的に学ぶためには

ようやくこの記事のタイトルに行こうと思う。
これこそ今日の講義から考えたことである。

子どもに主体的に学ばせるため、必要性を感じさせることが大切だと、様々な教育法の講義で学ぶ。

しかし、私は必要性から学ぶことに”仕方なさ”と”やらされ感”が伴ってしまうように感じる。
これが必要なのか!じゃあ勉強したい!
より
これが必要なのか。じゃあやらなくてはならないな。
の方が自分にとってはしっくりくる言い回しなのだ。

実際前の話と重ねると、大学の講義の現状からは「必修だからこの講義はとらなければならないのか。じゃあやらなくてはいけないな。」という考えを持つ学生が多いのだろう。

必要性から主体的な学習につながるのは大人から見た”学ぶこと”に対する思考である気がする。
大人になってから学生のとき学んだあのことは必要だったのだなと実感し、自ら学習したいと思うことはあると思う。
これは必要性に駆られ、学ぶことに魅力を感じ、主体性につながる。

子どもはどうだろうか。
いくら必要性を述べても、必要性を感じさせても、それは限定的事象になってしまうことが多い。
料理をするときに~とか日常のこんな場面という例を出すからだ。
そして大きくなるにつれ、その必要性は試験にベクトルが向く。
だから試験のための勉強は意味があるのかみたいな議題が生まれる。

私は主体的な学びを引き出すなら、必要性より楽しさであると考える。
計算の競争をすることが楽しい、漢字を書けるようになることが楽しい、英語を喋れるのがかっこいい。

「これから小学生になるんだから勉強頑張りなさい。」
みたいな言葉をよく聞くが、なぜ勉強をあまりしたことがない、授業も受けたことがない子どもに”勉強は頑張るもの”という意識を染みつけるようなことをいうのだろうか。
おそらく、その言葉を言った大人は勉強が苦痛であることが多く、頑張らなければいけないという意識があったのだろう。


「これから小学生になるんだから勉強たくさんできるね。楽しんでね。」
と言うことが子どもの勉強への入り方を少し変えるのではないか。

学ぶことの可能性

勉強は才能か

勉強は才能に左右されないと言うと噓になる。
「数か月で難関大受かりました」「中学生で大学数学まで余裕」
こういう人たちはたぶん才能だろう。

ただ、自分が自分のためにする勉強はここまでの才能はなくとも、みんなが狙えるのではないかと思っている。
義務教育での学力差はほとんどスタートダッシュの違い。
スタートダッシュが遅れても加速すればいいし、自分にとって必要なレーンだけ走ればいい。

 

勉強して得られること

学校で勉強することの多くは将来直接使うことは少ない。
電卓も翻訳アプリもあるし、調べれば大抵のことが出てくる。

しかし、自分で学んで自分で理解することが自分の視野を広げる。
本を読んで本からそのまま内容を理解できて自分で考えを持てる人、本の内容は理解できるけど自分の中でかみ砕くことは難しい人、そもそも本から読むことは難しい人
この差が自分の視野を変えると思う。

人間は自分にとって未知であることには抵抗する。
知っていることが増えれば、イライラすること、不安になること、偏見は減る。
勉強はこれに貢献する一つの手段だ。

 

勉強と学習

ここまで偉そうに勉強は必要と言ってきたが、明確には”勉強”に重点は置いていない。
勉強は学問的なものであり、受動的で嫌なものというイメージが付きまとうことが多い。
私が重要だと思っているのは”学習”だ。

家庭環境、障害、病気、性格、学校、様々なものに左右されて学習に抵抗を持ってしまった人に学習の楽しさを提供し、苦しむ人を減らしたい。